リフレクソロジーセルフケア。いよいよ実践です。
まずは、リフレクソロジーの基本とも言える、老廃物の排出に関わる器官です。
関連する器官
①副腎
左右の腎臓の上にある三角形状の小豆大の臓器で、外側の「皮質」と内側の「髄質」とに分かれています。人が生きるために必要なホルモンを分泌する内分泌腺です。
主な副腎皮質ホルモンには、以下の3種類があります。
- コチゾール
糖質コルチコイドと呼ばれるホルモンの一つで、ストレスホルモンとして知られており、ストレスを感じたときに分泌が増加します。これにより、血圧、体温、心拍数が上昇し、体がストレスに対処しやすくなります。
また、抗炎症作用や免疫抑制作用も持ち、過剰な免疫反応を抑える働きをします。
さらに、血糖値の維持にも寄与し、糖新生の促進を通じて血糖値を安定させます。 - アルドステロン
鉱質コルチコイドと呼ばれ、体内の水分量や電解質バランスを調整する重要なホルモンです。腎臓でのナトリウム再吸収とカリウム排出を促進することで、血液中のナトリウムとカリウムのバランスを保ちます。このバランス調整が、結果的に血圧の維持や上昇に寄与します。 - アンドロゲン
男性の第二次性徴や生殖器の発育・機能維持に関与するホルモンで、代謝促進、筋肉生成、細胞活性化などに寄与します。女性においても少量分泌され、健康維持に役立っています。
②腎臓
腰の上の背中側に、左右ひとつずつある、ソラマメ型をしたこぶし大の臓器です。
体内の余分な水分や老廃物を尿として排泄し、血液をきれいな状態に保つ「ろ過装置」としての役割りがあります。
他にも、血圧を調整する、体内の水分量とイオンバランスの調節する、血液をつくる、骨を丈夫にする、などの働きがあります。
③輸尿管
輸尿管は、膀胱と腎臓を繋ぐ尿の通り道です。
腎臓で作られた尿は、輸尿管を通り膀胱へと運ばれていきます。
④膀胱
腎臓から送られてくる尿を一時的に溜める袋状の臓器です。成人では、300~500mlの尿を溜めておくことができます。
反射区
人差し指と中指の間を真っすぐ下りて来て、凹むところが副腎、その下が腎臓。
そのまま足の内側に向かってカーブしているのが輸尿管。最終地点が膀胱です。
押し方
副腎、腎臓、輸尿管、膀胱と人差し指の第2関節で押していきます。
この手の形です。
輸尿管のカーブは点で押すよりも、滑らすように押した方が押しやすいです。
必ずクリームやオイルを塗ってから始めましょう。
こぼれ話
副腎のゾーンは湧泉(ゆうせん)というツボで「生命力が泉のように湧き出る」と力強い名前がついています。
疲労回復や足の冷えなどにもよいとされる万能のツボ。
そして副腎は、アレルギーにも関係しているので花粉症の季節にぜひ押してほしい反射区の1つです。
花粉で肌荒れがひどかった我が家の娘も、私が毎日押しているからか、今年はまだ症状が出ていないようです。
症状が出てからだと、なかなかすぐに効果が感じられないので、予防として取り組むのがおススメです。
次回は花粉症の症状緩和のためのリフレクソロジーです。
リフレクソロジーは日々のセルフケア、時々プロの手が理想的。
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